2008年5月17日公開
2024年12月9日更新
私の実家には裏の畑の脇に梅の木がありまして、小さい頃は一家総出で実の収獲をしたりしたものです。毎年、もいだ実を梅干や梅漬けなどに仕込むのは専ら母の仕事なのですが、近年になって初めてその手伝いをする機会がありました。
本格的な梅干しや梅漬け作りは手に負えそうにないけど、梅酒と梅ジュースくらいなら自分でも何とかなりそうだと思ったので、挑戦することにしました。
この記事は、今後仕込みの準備をする折に、材料の調達、費用や作り方の工夫など、気が付いたことを記録しておくために書くことにしたものです。梅酒は長期保存・熟成が十年とかの単位で利くというハナシだから、何年後かに「ビンテージ」ものを楽しみながら、作った時のことなどを振り返る縁(よすが)にでもなれば良いなぁ、なんて思っております。
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★「第18期」
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅"傷の有る梅@エクボちゃん"」約1kg
・糖の種類…喜界島産「島ザラメ」200g + 氷砂糖(三井製糖)500g
・酒…タカラホワイトリカー 1.8L
昨日(日曜日)、届いたのをすぐに洗って選って乾かしておいた梅2キロを使って、会社から帰宅して夕飯済ませてから寝るまでの間に慌ただしく仕込んだ。
今年は春先に雹に降られてしまったそうで、ほとんどが表面に傷アリ(なので価格も「おつとめ品」価格だった)。最初、傷の少ない実を厳選してたら1キロ切ってしまったほど。
ホワイトリカー1.8リットルと、氷砂糖(三井製糖)500グラムを投入。思いついて、去年の仕込みの残りの喜界島の島ザラメ200グラムも投入し、都合、梅1キロに対し砂糖700グラム。容器は3リットルのガラス瓶を使用。残りの梅は梅シロップにすることにした。
12月8日(日)瓶詰めと試飲
量的には出来上がり約2.8リットル。ホワイトリカー1.8リットルがおよそ1.5倍の容量になって、反比例するアルコール濃度は元のホワイトリカーが35度(%)なので3分の2、度数で言って23度(%)くらいになんのか?これで計算合ってるかな?合ってるよな?
お味はまずまず。すっきりした甘さで香りも良い。今がちょうど飲み頃かも、と思わされる出来。上出来と言って良い。
出しガラの梅の実、ひとつ食べてみた。シワシワによく締まってたけど、可食部分が意外に多くてこちらも楽しめた。
毎年買ってる和歌山みなべの南高梅は、今年(の2月頃)の記録的暖冬と、上述の通り3月には雹害にも見舞われて記録的大凶作だったとのこと。環境が厳しかった年の貴重な実りには、その分だけ美味しくなるエッセンスが凝縮されてるのかも知れない。大切に頂こうと思う。
★「梅シロップ」
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅"傷の有る梅@エクボちゃん"」約1.1kg
・砂糖…上白糖 約1kg
梅酒用に選って残った梅の実のひとつひとつに竹串で穴を開けて(実ひとつあたり20ほど)、2リットルのガラス容器に砂糖と一緒に入れていく。
先に梅を入れて、後から隙間に砂糖を敷き詰めていくのだけど、今回は砂糖を一度に全量投入するのではなく、溶け具合を見て4分の1ずつ継ぎ足すことにする。容器が小さかったのか、3個くらい入り切らなかったので、一旦冷凍。後日、砂糖が解けて梅の実が萎んできたら追い足しするつもりで。
6月22日(土)シロップの取り分けとジャム作り
梅シロップは砂糖を10日ほどで溶かし切って、梅がシワシワになったらシロップを取り除けるってのがセオリーなんだけど、どういうわけかめっちゃシワシワになる実と、凹んでは来たけどぷっくりしたままの実とが半々だったので、もう少し待ってみよう…ってやってたら、結局3週間近く経っちゃった。もう状況変わらないものと判断して取り分けることにした。鍋で弱火で火入れしてアクを掬って一晩放置して、翌日瓶詰めして冷蔵庫へ。ちゃんと火入れすれば常温でも1年くらいは大丈夫だってんだけど、念のため冷蔵庫で保存する。
シロップの出しガラの梅は、上述の通り、シワシワになって果肉部分が全然残ってないのと、果肉が残っててぷっくりしてるのと、どちらもジャムにするために種を抜いて皮を刻む。ぷっくり組のんは柔らかい果肉がかなり残っていて、そのままジャムとして食べちゃえそう。どちらもしかし、皮が厚くてコワかった。今年はそーゆー梅の出来の年だったってことかな?結局、種を抜いた果肉部分300グラムを上白糖150グラムと煮てジャムにした。朝食のヨーグルトに乗せて頂くことにしよう。
種の周りの果肉ももったいない気がしたので、ジャムと一緒に煮て、別の瓶に取り除けた。これはこれで、口さみしい時にでもねぶる用にする。
★「第17季」
・梅果実…月向農園産「樹熟紅南高梅」約850g
・糖の種類…喜界島産「島ザラメ」 500g
・酒…タカラホワイトリカー 1.8L
今年は梅干しを多めに作ろうと思ったので、梅酒用には目視でよく熟していそうな方から850gほど選って充てた。何か少しは変化を付けてみようと、砂糖をオーソドックスな氷砂糖からCOOPで売ってた喜界島産の「島ザラメ」に替えてみたが。
12月14日(水)瓶詰めと試飲
半年間、ほぼ放置の後、瓶詰め。出来上がり約2.4リットルと多めかな?少し味見してみると、んー、はじめの口当たりは軽いんだけど、後から微かだけど苦みとゆーか渋みとゆーか…が追い駆けて来て、折角の甘みを打ち消しちゃってる感じ。現時点では上出来、とは言いかねる。しばらく(何年か)寝かせてみて様子を見るより仕方ないか。まぁそんな年もあるってことで。これもまた愉しみのひとつよの。
★「梅干し」3号
・梅果実…月向農園産「樹熟紅南高梅」約1.3kg
・食塩…「天海の平釜塩」250g
梅酒用に選った残りで漬けた。1250gあった。トータルで2.1kgはあったな(月向農園さんはいつも少し多めに入れてくれてるみたいで有難い)。
今年は紫蘇を使わない「白干し」に挑戦。挑戦、というか紫蘇の下拵えが非常に面倒なので…来年以降も多分、紫蘇を使うことはないだろうと思う。
梅に対する塩の比率は今年も20%にした。
塩が思った以上にサラサラしていて、梅酢がちゃんと上がってくれるか心配だったのだけど、案の定、気を揉む展開になってしまった。普通、二、三日で梅が浸るくらいになるらしい梅酢が一向に出てこない。実も例年になく熟しているから、このままだと梅酢が十分上がる前に傷み始めてしまうんじゃないかと気が気じゃなかった。
結局、一週間目くらいでようやく出始めて、ほどなく梅がヒタヒタになってくれて一安心。重しの量も加減したり、この時期はけっこう気を遣った。
7月末に三日三晩、天日干しして、完成。仕上がり重量700gになった。元の梅の重量の6掛けくらいが目安だそうだから、まぁまぁオッケーなのかな?
梅酢も600ml取れたので瓶に保存。ちょっと調べてみたら、梅干し漬ける時、前年の梅酢を少しとっておいて塩と一緒になじませると梅酢が上がりやすくなるんだとか。来年試してみよう。
★「第16期」
・梅果実…月向農園産「樹熟紅南高梅」約1kg
・糖の種類…氷砂糖 1kg
・酒…サントリーブランデー果実の酒用V.O 1.8L(1升)
今年は月向農園さんの梅を予約出来た。梅干し用に合わせて「樹熟紅」(樹上で紅くなるまで熟させてから収穫したもの)をチョイス。ブランデー1升に砂糖も1kgで仕込んだので、風味強く濃く重い仕上がりになることを期待。
後日記/およそ半年後、12月中旬に瓶詰め。出来上がり約3.5リットルと多め。その代わりというか、梅の実はシワシワになり過ぎてて、可食部が全然ない。試飲した感じは…しっかり甘いのに後味スッキリって感じ。口当たりが良いからって飲み過ぎるとヤバそう。これは良さそう。
★「梅干し」2号
・梅果実…月向農園産「樹熟紅南高梅」約1kg(色付きの特に進んだもの)
・食塩…「伯方の塩 粗塩」 0.2kg
7月10日(日)紫蘇と漬け込む
今年は去年より良い紫蘇が手に入った。梅1kgに対して紫蘇200gくらいとして、水洗いして一晩ザルに揚げて水切って、これ(画像↓)で240gってとこ。去年より紫蘇たっぷりで仕込める…けど、この紫蘇の下準備がけっこう大変。梅干しの量を増やそうと思ったら、紫蘇を使わない漬け方(白漬け、というらしい)も要検討か。
7月30日(日)〜 土用干し
三日三晩の自宅ベランダでの土用干し。その後、紫蘇と一緒に瓶に戻して保存。
6月13日(日)梅の塩漬け。/初めてなのでオーソドックスに梅の実1kgに対して2割くらい、すなわち200g程の塩(伯方の塩・粗塩)で仕込む。これだと仕上がりはけっこうすっぱしょっぱくなるらしいけど、ま、ベンチマークとして。月向農園さんのHPを教科書に、ビニール袋に入れた水を重しにしてみる。
7月8日(木)紫蘇と漬け込む。/紫蘇の入手に出遅れた。梅1kgに対し、しっかり紫蘇の風味を付けたい場合で2割くらい必要=200gということだったんだけど、辛うじて買えた枝付き一束から相当小さい葉まで採って確保出来たのは150g弱。水洗いしてザルに上げ、塩で揉む。ここで使う塩は紫蘇の重さの2割弱くらい目安=30gってとこ。梅の実と一緒に瓶に漬け込むと、鮮やかな赤梅酢発生。
7月22日(木)土用干し。/紫蘇と漬け込んで2週間で梅にもすっかり色が付いた。三日三晩、自宅ベランダで土用干し。その後、紫蘇と一緒に瓶に戻して保存。
12月5日(日)味見と瓶詰/仕込み瓶から保存用瓶に移す。1個試食する。塩がきつくて尖った味…(熟し具合が不十分な梅を使ったことと、紫蘇の量が足りなかったことが原因か?)しばらく寝かして味がまろやかになるのを待った方が良さそう。ともあれ、なかなか楽しいので来年も1kg、作ってみようと思う。
今年は月向農園さんの梅を予約し損ねちゃったので、仕込み前日の6月12日(土)にJRを乗り継いでみなべ町まで出向いてJA経営の産直で「南高梅 B品」を2kg買って来た。帰宅するとすぐに水洗いしてザルに上げ、翌日曜日に仕込み作業。
実の大きさや色付き加減が「B品」だけにかなりまちまち。それでも色付き加減で選り分けて、色付きの良い方から1kgでもって今年は梅干しづくりに初挑戦。
後日記/およそ半年後の12月上旬に瓶詰め。出来上がり3リットル弱。砂糖を控えめにした割には口当たりやわらかで飲みやすい。それだけに長期熟成には向かないかもという気はする。実は1個食べてみたけど皮がゴワゴワであんまり美味しくなかった。実を美味しくするには、お酒が実に戻っちゃうくらい置きっぱなしにしといた方が良いかもしれない。
★「梅干し」試作1号
・梅果実…和歌山県みなべ町産「南高梅 B品」約1kg(色付きの進んだ方から)
・食塩…「伯方の塩 粗塩」 0.2kg
「酸っぱい梅干し」づくりのオーソドックスな分量目安、「梅の実の重さ20パーセントの塩、梅の実と同じ重さの重し」でもって仕込んでみた。良く熟して黄色く色付いたくらいの実を用いるべしということなので、ちょっと熟し具合が足りんかなーというのが気掛かりではある。
★「第14季-1号」
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅」約1kg(実の青い方から)
・糖の種類…氷砂糖 1kg
・酒…タカラホワイトリカー 1.8L(1升)
★「第14季-2号」
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅」約1kg(実の色付いてる方から)
・糖の種類…グラニュー糖 0.5kg
・酒…サントリーブランデー果実の酒用V.O 1.8L(1升)
今年の「フレッシュ南高梅」は、例年よりほんのり色付き始めている実が多い感じ。それはそれでまたよし。グラニュー糖+ブランデーの組み合わせが新しい試み。傷のある大きめの実3個で140gを使って、少量のハチミツ漬けに再挑戦。
後日記/明くる年の1月下旬に瓶詰め。「1号」「2号」共に約3リットルずつの仕上がり。「1号」はちょっと甘ったるく後味もあんまり良くない。梅の実にかなりお酒が戻ってる印象。やはりオーソドックスな仕込みのんはよく注意して梅が沈み切ったらすぐ揚げた方が良いのかも。「2号」はややあっさり風味。梅の実はかなり味抜けてカスカスになってる。
★「13th-佐原酒」
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅」約1.1kg(粒大きい方から)
・糖の種類…氷砂糖 1kg
・酒…サントリートリス 2L(1升超)
★「梅ハチミツ漬け」<初の挑戦>
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅」約0.9kg(比較的小ぶりの実)
・ハチミツの・種類と量…マタギ倶楽部「百花蜜」 約1.2kg
過去仕込み分のストックが大分貯まって来たので、今年から減産。旧友・佐原の形見分け「サントリートリス2.7リットルPET」で仕込む。
後日記/ハチミツ漬けは失敗(泣。途中でかなり湧いて(泡立って)しまった。カビも。それでも煮沸してシロップにしてひと夏で消化したけど。「佐原酒」はかなり悪甘い感じ(泣。なので長期熟成してみる。
★「12th-@」…オーソドックス「+」(梅1.2kg:砂糖1kg:酒1升)
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅」約1.2kg(色付き熟し始めたもの)
・糖の種類…氷砂糖 1kg
・酒…タカラホワイトリカー 1.8L(1升)
★「12th-A」
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅」約1.2kg(全体として青いものから)
・糖の種類…氷砂糖 1kg
・酒…ニッカウイスキーブラック 1.8L(1升)
今年も残りで梅シロップ→出がらし使っての梅ジャム作り。今年の「フレッシュ南高梅」は例年より少し樹上に長くあったのか赤味がかかり始めたものが多く、そのせいか洗って乾かしている間も芳香が強かった。大きさがけっこうまちまちでもあったが、これは選別に人手がかけられていないのかもと思った。
★「11th-A」…オーソドックス(梅1kg:砂糖0.5kg:酒1升)
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅」1kg(なるべく青くて粒大きいもの)
・糖の種類…氷砂糖 0.5kg
・酒…タカラホワイトリカー 1.8L(1升)
★「11th-B」
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅」1kg(色付いてきてるもの)
・糖の種類…氷砂糖 0.5kg
・酒…サントリーブランデー果実の酒用V.O 1.8L(1升)
残り1キロ(と同量の上白糖)で今年は梅シロップ→出がらし使っての梅ジャム作り。10年、いろいろ試してみてきたけどネタ切れとゆーか、結局、オーソドックスで無難なやり方に落ち着く、と。
★「10th-あ」…黄金比率(梅1kg:砂糖1kg:酒1升)
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅(軽傷)エクボちゃん」1kg(ベスト)
・糖の種類…氷砂糖 0.5kg
・酒…タカラホワイトリカー 1.8L(1升)
★「10th-い」オーソドックス1/2(梅1kg:砂糖0.5kg:酒1升)
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅(軽傷)エクボちゃん」1kg(ワースト)
・糖の種類…氷砂糖 0.5kg
・酒…タカラホワイトリカー 1.8L(1升)
★「10th-う」…実験(梅0.5kg:砂糖0.3kg:酒半升)
・梅果実…月向農園産「フレッシュ南高梅(軽傷)エクボちゃん」1kg(ミドル)
・糖の種類…氷砂糖 0.3kg
・酒…明石の地ウィスキー「明石RED」 0.9L
今年は月向農園さんが雹害で例年通りの品質では収穫・出荷出来ないということで、傷アリを例年より廉価で販売ということで、「応援買い」で4キロ購入。
後日記/瓶詰時試飲評価「10th-う」明石REDで砂糖も控えめで仕込んだ…からなんだろうな辛いカタい若い。熟成してカドの取れるのを待つのが吉か?1400mlくらいの出来上がり。実もなんか酸っぱさが勝つわーちょっとすぐ飲もうって感じじゃないな現段階では。
★「9th-@」…オーソドックスにして王道
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「フレッシュ南高梅」1kg(ベスト)
・糖の種類…氷砂糖 0.5kg
・酒…タカラホワイトリカー 1.8L(1升)
★「9th-A」
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「フレッシュ南高梅」1kg(2ndベスト)
・糖の種類…氷砂糖 0.6kg
・酒…サントリー果実酒用ブランデー 1.8L(1升)
★「9th-B」…試験的仕込み
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「フレッシュ南高梅」0.5kg(@Aの残り)
・糖の種類…氷砂糖 0.3kg
・酒…GILBEY'S ウォッカ 0.75L
後日記/瓶詰時試飲評価「9th-B」ウォッカ自体は無味無臭だというけれど…これはなかなか当たり!の出来。甘さ十分でも嫌味な感じがしない。クセもなくて口当たりよし。「フレッシュ」を使ったのも良かったかな、と。
★「8th-松」…オーソドックスにして王道
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「樹熟南高梅」1kg(品質良い方から)
・糖の種類…氷砂糖 0.7kg
・酒…ニッカウィスキー 1.8L(1升)
★「8th-竹」
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「樹熟南高梅」1kg(2番手グループ)
・糖の種類…氷砂糖 0.5kg
・酒…サントリーウィスキーRED 1.8L(1升)
★「8th-梅」
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「樹熟南高梅」0.5kg(3番手グループ)
・糖の種類…氷砂糖 0.3kg
・酒…サントリブランデーV.O 0.68L
例年になく梅の実の傷みが目立ち、量が足りなくなったので、予定していたウィスキー半升の仕込み(8th-梅B)はせず、代わりにジャムを作った。500グラムちょいで瓶1個ぶんだけ…でも美味しく出来上がった。
後日記/瓶詰時試飲評価「8th-竹」はかなり期待出来そう。「8th-梅」酸味強い感じ。結構好みに仕上がったか?
★「七-1st」…ウィスキー
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「フレッシュ南高梅」1kg(品質良い方から)
・糖の種類…氷砂糖 0.7kg
・酒…ニッカウィスキー 1.8L(1升)
★「七-2nd」…オーソドックス
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「フレッシュ南高梅」1kg(2番手グループ)
・糖の種類…氷砂糖 0.5kg
・酒…タカラホワイトリカー 1.8L(1升)
★「七-3rd」…ウィスキー
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「フレッシュ南高梅」0.5kg(3番手グループ)
・糖の種類…氷砂糖 0.3kg
・酒…ニッカウィスキー 0.9L(半升)
タイミング(半年くらい?)を見計らって、梅はなるべく早く取り出す…つもりだったが、結局ほったらかしで2014年の仕込みシーズンを迎えることに。※梅の残り0.5kg+で梅シロップ作る。(砂糖0.5kg+きび砂糖0.6kg)
昨年の仕込みの頃からボランティアの方にかまけてしまっていて、梅酒どころかこのHPの運営そのものが停滞しちゃってて、まぁそれでもどっちも細々とでも続けていくつもりではいるものの、これまでのように細かいところまでは書けないなぁ。
などと思いつつ、先日、月向農園さんから今年も先行予約の案内が来たので、思い出したように去年の仕込み容器や熟成中のストックの様子を確認してみる…と、芋焼酎で仕込んで保存用瓶に移しておいた「伍-ロ」が白濁してるのを発見。アルコール度数が25度とホワイトリカーより大分弱かったからな…雑菌に負けちゃったかも。
おそるおそる上澄みを味見。んんー、風味が弱いような?とゆーか、表面になんか浮いてるし?カビ?4合瓶に小分けにして長期保存してはみるけど、駄目にしちゃったっぽいなぁ…残念。別の容器に取り分けて熟成中の、この「伍-ロ」を仕込んだ梅の実の方はなんともなさそうなんだけどな。昨年も「六-イ」は芋焼酎で仕込んでるけど、こっちは度数40度超だからまず大丈夫だろう。
ともあれ、今年の仕込みはどうしようかなー。
【後日記】結局、「伍-ロ」は泣く泣く廃却処分(5/29)。
★第六号-ア/「オーソドックスな作り」 (略称「六-ア」)諸元
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「樹熟@南高梅」 1kg
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 0.5kg
・酒…タカラホワイトリカー「果実酒の季節」 1.8L(1升)
★第六号-イ/「今年も試す芋焼酎」 (略称「六-イ」)諸元
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「樹熟@紅南高梅」 1kg
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 0.3kg
・酒…鹿児島産芋焼酎「蔵 純粋芋」/1.8L(1升)
芋焼酎、去年と同じ銘柄を使いたかったが店頭でサクッと買えなかったので、去年より高くなったけど同じ鹿児島産の芋焼酎を使用。梅、酒、砂糖でざっと\12kってところ。
大まかにまとめると、イとロでいろいろ違いが出た。
「伍-イ」は酒はホワイトリカーで比率は「梅:酒:氷砂糖=1:1:0.5」という、いわば教科書通りの作り。一方、「伍-ロ」は初めての試みとして芋焼酎で仕込んでみたのだけど、使った砂糖が少なかったのにも関わらず、意外とけっこう甘味を感じる出来。オーソドックスな材料比率の「伍-イ」の方が、却って重くてべったりした甘さに感じられるような、スッキリとした甘さに。
また、残った梅の実にも違いが。「イ」の方は、外皮がやや固く、シワも「ロ」に比べて入り方が顕著。一方、「ロ」の方はシワが少なく見た目ぷっくりしてて、食べた感じも果肉が溶けるように柔らかい。どちらも熟した実を使ったからだろうか、梅の味わいをまだよく残しているので、瓶詰めして余った分の梅酒と一緒に小さな瓶に移して熟成してみることにした。
芋焼酎は、梅阪の酒売場に展示販売に来ていた蔵元から「私もこれで梅酒仕込んでますよ」と、勧められた一品。蔵元に教わった通りの分量で仕込んだ。「砂糖少なくても割合早く出来るから、梅の実は3カ月から長くても半年くらいで取り出して良いです」とも教わったが、ついズボラしてし10ヶ月目まで放置してしまった。また蔵元は、甘さが足りなければ飲む時に蜂蜜なんかを溶かすと良いとのアドバイスをくれたが、試飲した感じ、このままの甘さで丁度好みかな、と。芋焼酎の元からの甘味も加味されているんだろうか。
年も明けて最初の三連休。仕込んで半年ちょいの「★第伍号-ハ」を瓶詰めする。
ブランデー640mlで仕込んで出来上がりは約1,100mlってところ。倍、まではいかない。
試飲した感じは…う〜ん、酸味が強過ぎるみたいだ。ブランデー独特の「丸み」みたいな?ものがもっと前面に出た味をイメージしてたんだけど。考えてみれば、酒の分量に対して梅を多くして砂糖を抑えたんだから、そりゃ酸っぱくもなるか。実も食べてみたけど、すっかり味が抜け切ってたしな。梅:砂糖を1:1で、酒の分量に対して少なめにしてやったらイメージに近くなってたかも知れない。「-イ」も「-ロ」も砂糖控えたから似たりよったりの出来になるかな?
一応、コストのことも書いておこう。
特に梅の実は、スーパーとかで買った方が格段に安くつくんだろうけど、そこは独身貴族の道楽、真面目な生産者を応援する意味も込めて、奢って良いものを使ってるのだ。
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「樹熟南高梅」3kg/\6,200(送料込み)
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 1kg…\602
・酒…タカラホワイトリカー「果実酒の季節」 1.8L(1升)/\1,280
・酒…鹿児島産芋焼酎「西海の薫」 1.8L(1升)/\1,810
・酒…サントリーブランデー「V.O」 0.64L /\1,050
加えて、今年は4リットル仕込み瓶も新調した。もちろん国産品。中国製とかならもっと安いのもあるけど、口に入るものを扱う容器である以上、「made in CHINA」は極力避ける方針だ。それにもちろん国内メーカーを応援しなくちゃってのもあるし。
・仕込み瓶…セラーメイト(星硝株式会社)取っ手付密封びん4L/\1,780
以上、合計でざっと\13kってとこかな?我ながら贅沢よのぅ。
★第伍号-イ/「オーソドックスな作り」 (略称「伍-イ」)諸元
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「樹熟南高梅」 1kgちょい
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 0.5kg
・酒…タカラホワイトリカー「果実酒の季節」 1.8L(1升)
★第伍号-ロ/「初の試み・芋焼酎」 (略称「伍-ロ」)諸元
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「樹熟南高梅」 1kgちょい
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 0.3kg
・酒…鹿児島産芋焼酎「西海の薫」/1.8L(1升)
★第伍号-ハ/「初の試み・ブランデー」 (略称「伍-ハ」)諸元
・梅果実…和歌山南部・月向農園産「樹熟南高梅」 0.5kg
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 0.2kg
・酒…サントリーブランデー「V.O」 0.64L(1本)
梅の実は今年も月向農園さんから購入。去年までは「フレッシュ南高梅」だったんだけど、今年は「樹熟南高梅」にしてみた。届いた箱を開けると、1DKの狭い我が家いっぱいに熟した甘い香りが漂う。明らかに去年までとはモノが違うって感じだ。
水洗いしてザルに上げて一昼夜乾燥させると、外観や大きさで選り分けてやる。
粒の大きい一番良いグループで「伍-ハ」を、二番手グループで「伍-ロ」、三番手で「伍-イ」をそれぞれ仕込んだ。残りは味噌と上白糖で梅味噌にしてみた。こちらも楽しみ。
瓶詰め。「四-A」はサントリーREDの瓶に1本分だけ取り除けると、大ぶりな実だけを選って共に仕込み容器に残し長期保存へ。「四-B」は同じくサントリーREDの瓶に2本半、約1升ってところか。瓶詰め分を今夏の自家消費用に充てるつもり。ロックが良いかな?
残った実で今年もジャム作り。Aのンはそれほどでもないが、Bの実はしわしわですっかりちぢんでしまってる。試しに1個ずつ食べてみたが、A、B共に味は抜け切っちゃってる。こそげとった果肉をひたひたになるくらいの分量の水でゆっくり煮詰めて砂糖を加えてやると、去年のように焦げ付かず、ちゃんとジャムらしくなった。良かった良かった。
あと、今年の仕込み用の梅を発注。今年は「樹熟」南高梅を3キロ。
例年より「濃く重く」「風味の強い仕上がり」を目指した今年の出来や如何に…と、仕込んでほぼ半年、待望の試飲。
まず「四-A」、開封するなり漂う芳香…を予想していたのだけど、香りは全然。味は酸味が強く、言い換えればフルーティーで悪くない、と言うか、かなり自分好みに仕上がってる。
一方「四-B」は、蓋を開けた瞬間、キツそうな香り爆発。ウィスキーの風味がかなり残ってる感じ。でも味自体は「四-A」とあまり変わらない…ちがうお酒で仕込んだのだから、も少し違いが出るもんかと思ってたが。
どちらも酸味が強く、「風味の強さ」については、まぁ及第点かな、と。その反面、「重さ」にはちょっと物足りなさが残る。飲みやすいんだけどな。も少し砂糖多めにしとくべきだったか。
*
梅の実は、特に「四-B」(下画像左)の方は、実が沈み切らないうちに果肉部分がまるでなくなっちゃったかのようなシワシワぶりに。一方、「四-A」(下画像右)の方は、過去3回の仕込みより日数かかった気はするものの、全部瓶底まで沈降。シワの程度も例年と大差なし。この差は一体どの辺から生じたもんなのやら。
まだ暫く実と一緒のまま熟成させておくつもり…だが、いつ取り分けようかなぁ。
仕込んで10日間ほどで、発酵することもなくシロップは出来切った感じだったけど、さすがに平日にゆっくり仕上げ作業も出来ず、2週間目の今日まで持ち越した。ホーロー鍋で弱火でじっくり加熱殺菌+アク抜きして、ウィスキーの空き瓶に移し、粗熱をとってから冷蔵庫へ。
梅の実1kg+三温糖1kgから1リットル弱(加熱殺菌後)出来た。これで一夏分。
シロップの出汁ガラの実を使ってのジャム作りは失敗。何故か焦げ付いて真っ茶色のカラメル状になってしまい、とても食用に堪えず泣く泣く廃棄処理。去年は美味しく出来たのだが。最初から砂糖を加えたのが良くなかったのでは無いかと推測。
自分で梅酒を仕込むようになって4年目の今年の仕込みは、従来よりも「濃く重く」「風味の強い仕上がり」を目指す、をコンセプトに
@酒と砂糖の割合はオーソドックスな1:1とし、甘み強め。
A梅の実の割合を多くし、且つ、最低1年は取り出さない。
というやり方に決めた。また、香りの強い仕上がりになるという話を聞いたので、ウィスキーも使ってみることにして、下記のような仕込み内容に決定した。
★第四号-A (略称「4-A」)諸元
・梅果実…和歌山南部月向農園産南高梅 1.3kg
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 1kg
・酒…タカラホワイトリカー「果実酒の季節」 1.8L(1升)
★第四号-B (略称「4-B」)諸元
・梅果実…和歌山南部月向農園産南高梅 0.7kg
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 0.5kg
・酒…サントリーウィスキー「RED」 0.9L(半升)
一般に言われている分量比「梅:酒:砂糖=1kg:1升:1kg」に比べ、梅の実を約3割増とした。
今年も月向農園さんの丸々と立派な梅の実を、更に外観や大きさで慎重に選って、「4-A」は最高の、「4-B」は二番手クラスで、それぞれに仕込んだ。三番手クラスの1kgは梅シロップ(今年は三温糖を使ってみた)に使い、端数分(?)の4個(約160g)で梅味噌を作る。
6ヶ月。参-B、参-Cを瓶詰め。約1.4リットルずつになる。半升(0.9リットル)で仕込んだからだいたい1.5倍になる計算。一番左列の仕込み大瓶と黒い瓶は参-A、このまま長期熟成へ。
さっそく晩酌に試飲(画像は参-B)。参-Bは梅:氷砂糖=1:1の無難な仕込み、まだ若くて甘めだが無難な仕上がりといったところか。一方、黒糖で仕込んだ参-Cの方は…ん〜、何と表現して良いものやら。参-B同様、梅:黒糖=1:1の比率なのだが、梅とホワイトリカーと黒糖をそのままブレンドしたみたいに、どうもコナれてない感じ。こいつは超長期熟成に回すことにするか…。味覚を文章で表現するってのはやっぱり難しいな。
4ヵ月経過まで待つつもりだったが、気が変わって今日取り分けてしまうことに。
梅1kgとホワイトリカー1升で仕上がりは約2.4Lといったところ。開封した瞬間は、香りも弱く、かなりあっさり風味な印象。軽く味見してみると、辛めだけど味は悪くない感じ…当初の方針通り、長期熟成によって風味の向上を期そうと思う。ん〜、実のシワシワ感もイマイチだな…
昨年、一昨年に比べると大分早いが、梅の実を取り出してしまうことにした。
左…参-B型、右…参-C型。いずれも半升(0.9L)で仕込んで、約1.6Lの梅酒になった。実の沈み具合が見えなかった参-C型だが、結局、2、3個を除いてあらかた沈み切っていた。
どちらも梅の実のしぼみ方にムラがあって、特に黒糖で仕込んだ参-C型にはその傾向が顕著。肝心のお味の方は、もう3か月程熟成させてから試すつもり。今しばしおあずけだ。
アルコール度数は概算で20%ちょい、市販の焼酎くらいかな?
左端、参-A型…実は全て完全に着底、且つ相当シワシワに。色も半月前より濃くなった。
中央、参-B型…実が全体的にもうちょいで着底というところ。色も少し濃くなった感じ。
右端、参-C型…一部、着底した実もあるようだが、まだ上の方に浮いてるのもある。真ん中あたりを漂ってるヤツも多分あるんだろうけど、なにぶん真っ黒なので見えない…。瓶の底に黒糖の成分が沈殿しているので瓶ごと逆さまにして混ぜてやる。
写真で見比べてみると、Aの方がBより色が濃く出ているようだ。Bの方が糖分濃度は倍も高いのだが…今年の仕込みは実の取り出しタイミングが悩ましいな。
左端、参-A型…早くも実が完全に着底。色も付き始めた。
中央、参-B型…着底こそしてないものの、大分沈んで色も付いて来た。
右端、参-C型…分散投入した黒糖は、仕込み後数日で完全に溶け切った。でも実はまだ全然沈むところまでいかない。当初に比べてシワは寄ってきたようにも見えるのだけど、なにぶん真っ黒なので判別出来ない…
去年の同時期に比べると、格段に実の着底が早い。一方で、色付きは薄いようでもある。参-B型は昨年の弐-乙型と同程度の糖分濃度、参-A型に至っては昨年の弐-甲より砂糖の比率を抑えてあるのだけど…実の大きさが関係してるのだろうか。
購入したもの(※価格は税込)…今年は梅が去年の倍の値段になっててギャフン。
・梅…和歌山県産「古城(ごじろ)」1kg/\1580也 於:梅田阪急地下食品売場
・砂糖…中ザラメ糖 1kg/\320也
*
6/12(金)仕込み。今年は梅酒の仕込みが先になった。作り方は昨年と同じ。
6/23(火)ちょっと待ち過ぎたかも。上記の材料から出来上がりは4合瓶にちょうど2本ほど。
7/5(日)出汁ガラの梅の実でジャムを作る。これはなかなか楽しい。
7/19(日)瓶に移して飲み始めていたのだが、常温保存してたら早くもカビが来てしまった。遅ればせながら加熱殺菌。弱火でアクを取りながら15分〜20分ほど加熱し、改めて熱湯消毒した瓶に移し、粗熱をとってから冷蔵庫に保管。このプロセスを経た場合、出来上がりの総量はちょうど1リットルくらいってところ。週末にサイダーで割って飲むだけなので、これだけあれば一夏もつって寸法。
仕込みの手順は昨年同様、よく水を切った実からヘタを取り除くと、実の大きさ、日焼けの程度で大まかに、1kg、0.5kg、0.5kgに分けて、それぞれに瓶に仕込む。以下、左から
★第参号A型 (略称「3A」)諸元
・梅果実…和歌山南部月向農園産南高梅 1.0kg
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 0.5kg
・酒…タカラホワイトリカー「果実酒の季節」 1.8L(1升)
★第参号B型 (略称「3B」)諸元
・梅果実…和歌山南部月向農園産南高梅 0.5kg
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 0.5kg
・酒…タカラホワイトリカー「果実酒の季節」 0.9L(半升)
★第参号C型 (略称「3C」)諸元
・梅果実…和歌山南部月向農園産南高梅 0.5kg
・砂糖…黒砂糖(上野砂糖株式会社製) 0.5kg
・酒…タカラホワイトリカー「果実酒の季節」 0.9L(半升)
実験的に黒糖を使用し、更に一気に溶かすために3日ほどに分けて投入。黒糖もデパ地下で見かけた奄美大島産とかのだと1kgで\1260もしたが、これは0.5kgで400円以下と割安。
梅の実は日焼けの強い方から0.5kg選ったものを使用する。
前日(6/3)、今年も月向農園さんに注文しておいた青梅2kgが届いた。
手に取ってみると、昨年に比べ実が全体的に小ぶりなのが感じられた。同農園のHPを見てみると、5月の記録的な少雨のせいで今年はやはり全体的にやや小ぶりの出来だとのこと。
その分、美味しさがぎゅっと詰まっていることに期待して1個ずつ念入りに水洗いし、木からもいですぐの新鮮な実なので、今年はアク抜きはせずに水洗いしてすぐザルに上げ、水切りするに留めた。水気をきっちり切ってやることが成功の秘訣だそうなので。
今年の仕込みは、いろいろ考えた末、酒はホワイトリカーのみ、使う砂糖の種類や量、実の取り出しタイミングなどに変化をつけてみることにした。
ちょっとしたお遣い物にするべく、弐‐甲の瓶にラベルを貼って仕上げ。今年の暮れは少々忙しかったので、去年、第壱号用に作ったものを流用。手ぇ抜いちゃったなぁ。来年はもう少しラベルのデザインにも凝りたいところだ。この際、瓶も新品をどこかで調達して、より「らしい」仕上げを目指したいが…(今のところ見ての通り市販の飲料の空き瓶を流用しているので)
そうそう来年と言えば、来シーズンの仕込みはどんな風にしようかな。3シーズン目じゃまだまだ初心者、オーソドックスな製法に従うのが良いのかな…なんて、鬼が笑うかな?
ちょうど6ヶ月目。梅の実は画像のようにあらかた着底したものの、どうしても沈まないものもあり、もうこれ以上は待てないと判断。先週決めた通り、今日を開封・瓶詰め日とした。
開封後、早速試飲をしてみると、こちらは梅:砂糖の比率がほぼ1:1なだけに、やはり甘め。ジン特有のベリー系の香味は梅の香りとうまくブレンドされている気がする。これはこれで悪くなさそう…でもやはり辛口に仕上がった弐-甲の方に軍配は上がるかなぁ。
保存・熟成用の瓶に移し換え。全部で1.7リットルってところ。梅酒そのものの増量の割合は弐‐甲の場合と似たり寄ったりと言ったところだろうか。
仕込みの比率が「梅の実550グラム:氷砂糖500グラム:ジン1リットル」と、ジンの量が若干多かったかも知れない。こちらから順次消費して行こうと思う。
こんな風に↑11月も下旬くらいになってようやく実もほぼ沈み切った弐号甲型、本日開封及び試飲。昨年はここから更に半年、仕込んで1年になるまで実を取り出さずにおいたのだけど、実がかなり酒を吸ってしまっていたようだったので、今年は去年より早くこのタイミングで取り出すことにしたのだ。
それでも実を試食してみると、どーもかなりジューシーってゆーか、酒の味がする。全体的にシワの寄り方にもムラがあって、仕込んだ時、瓶の下の方に詰められた実の方がシワシワで、逆に上の方の実はシワが浅く、まだツルンとしたままのものもある。
砂糖の量は少なくするほどシワは寄りにくくなるそうなので、去年より砂糖少なめで仕込んだからこれでも特に不思議はないのだけど、もっと全体的にムラなくシワがよるように来年は何か工夫を考えたいところだな。
香りと味の方は、それでも今年は梅の実を奢った分、かなり良い感じ。少し甘みを帯びた胸の空く香り、味は少し辛めだけど後味が良くてこりゃ進みそうだ。
次いで仕込み用の大瓶から保管・熟成用の瓶に小分けに移した。全部で〆て約4リットル。仕込み時のホワイトリカーが2.7リットルだったから、梅から出たエキスと氷砂糖の溶けた分とで1.3リットル分増えたという計算になる。その間、全体のかさはほとんど増減が無かった。
ホワイトリカーのアルコール濃度が40%で、2.7リットル中には1.08リットルってことで、出来上がった梅酒は全体で4リットルだから…アルコール濃度はざっと27%ってとこか。
弐-乙の方はまだ沈まない実もあるので、来週、ちょうど6ヶ月目まで待ってみようと思う。
なかなか沈み切らないな…特に弐-甲(右)の方。仕込みに使った氷砂糖が前年の3分の2だから、その分時間かかるってのはありえると予想していたけど。
梅の実のシワシワの入り方も、甲の方が弱い。乙の方はもう梅干状態なのに。
どちらも前月に比べると確実に沈んで来ているけど、ペースがイマイチだな…弐-乙(左)は一部が着底。まぁ気長に待つ時期か…
甲、乙で梅の実の沈降ペースの差が顕著になってきた。やはり氷砂糖の比率の低い弐-甲(画像右)の方が遅いようだ。でも色は甲の方が濃いようにも見えるかな。
作り方レシピなどには仕込んで3ヶ月後くらいから飲めるようになると書かれているけれど、この様子ではまだまだだよなぁ。目安としては実が全部底まで落ちてからってところかな。
梅の実の沈下がより顕著に。焼酎も大分色づいてきた…でもまだまだだな。
甲乙とも本格的に色付き始めて、実のしわも増えてきた。それに全体的に実が沈み始めている。ここまでくれば一安心かな?あとは一夏そっとしておいて、3ヶ月目に味見だ。
氷砂糖は昨日今日くらいで完全に溶け切った。もう毎日揺すらなくても良いだろう。当分の間、チェックは週イチくらいにしておこうか。
弐甲の方はもうかなりはっきりと色付き始めている。弐乙試の方は色はまだだが、梅の実のしぼみ(しわのより方)は甲より幾分早い感じだ。乙の方が砂糖の比率が高い(砂糖:実=1:1)せいなんだろうな。
先週仕込んでから、この1週間は毎朝、朝食後に瓶をゆすって氷砂糖を溶かすようにした。
弐甲(画像右)の方はそれもまだ砂糖が結構溶け残っているが、下の方の実は早くも沈み始めの兆候を見せている。一方、弐乙試(画像左)の方は、砂糖はあらかた溶け切ったが実が沈むような兆候は認められない。
それと、どちらも仕込んですぐに比べると実が明らかに黄色くなったな。
【画像上】材料勢揃い。これらが
【画像下】仕込み直後。→こんなんなりました/左「弐−乙(試)」、右「弐−甲」
早起きして早速仕込みにかかる。
キッチンナイフの切っ先で1個ずつヘタを取ってやり、それから表面にカサブタ状の古傷や日焼けの目立つものを選別。洗って干しておいた仕込み瓶の内側を焼酎で軽く拭ってやってから、程度の良い方から1.5kg選って→第弐号甲型、残り550gほどで→第弐号乙(試験)型としてそれぞれ仕込み作業開始。
★第弐号甲型 (略称「弐−甲」)諸元
・梅果実…和歌山南部月向農園産南高梅 1.5kg
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 1kg
・酒…タカラホワイトリカー「果実酒の季節」 2.7L(1.5升)
案の定、5L仕込み瓶の結構上の方までいっぱいいっぱいになってしまった。この瓶で仕込めるのはこの量が限界のようだ。ちなみにこちらを「甲」としたのは、使用したホワイトリカーの分類が「甲類焼酎」だからなのは言うまでも無い。
★第弐号乙(試験)型 (略称「弐−乙(試)」)諸元
・梅果実…和歌山南部月向農園産南高梅 550g
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 500g
・酒…ドライ・ジン「ビーフィータ」 1L
1.8L仕込み瓶の口近くまでいっぱいになってしまった。ジンは700mlを2本買っておいたのだけど、1本でちょうど良いくらいだったかも(余っちゃった…)。あと、知らなかったけど、ジンってちょっと何かベリー系の果実臭が付いてるのな…梅の香りとの相性はどんなもんかな。
かくして今年の仕込み一段落。今年は甲、乙2種類を仕込んだが、どちらも砂糖の割合を昨年より抑えてみた。どんな出来になるかなぁ。
購入したもの(※価格は税込)
・酒…ドライ・ジン「ビーフィータ」 700ml/\980(×2本) 於:サカエ
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月向農園さんから南高梅2kgが届いた。早速水洗いして2時間ほど水に漬けてアク抜き。
箱を開けた時にはそれほどでもなかったのだが、実の表面を1個ずつ水洗いしてやるうちに若い梅の実のフレッシュな香りが漂い始めた。寝がけにザルに上げてやる。
実が大ぶりなのには驚いた。重さは@45〜50グラム、大きいもので50グラム超、サイズもゴルフボールかそれより少し大きいくらい。こりゃすごいぜ。
購入したもの(※価格は税込)
・梅…和歌山県産「古城(ごじろ)」1kg/\880也 於:梅田阪急地下食品売場
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先に梅ジュースの素を作ることにした。梅酒仕込みの予行演習といったところ。
昨日、仕事帰りに買って来た梅を、とりあえず水洗いして、アク抜きのために2〜3時間たっぷりの水に漬けて、寝がけにザルに上げて並べておいた。
十分に水気の切れた実のヘタを取り、1個あたり90度間隔で4本、ナイフで切れ目を入れ、キッチンメジャーで計った上白糖・氷砂糖各500グラムとともに1.8L瓶に詰め込んでいく。
かなりみっちり詰めたつもりだが、砂糖が3分の1ほど入り切らずに残ってしまった。しばらく待って、先に詰めた砂糖が溶けてかさが減ったところに再投入する。
砂糖の浸透圧で梅からエキスが滲み出し、1週間ほどで実はシワシワになり、瓶一杯の梅シロップが出来るはず。水や炭酸水で割って飲むのが良い。疲労回復にも効果ありとのこと。
購入したもの(※価格は税込)
・焼酎…タカラホワイトリカー「果実酒の季節」 1.8L 1本/\1280 於:コーナン
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 1kg/\348×2kg 於:コーナン
・仕込み用瓶…「漬け上手」 密封瓶2L×1本/\498 於:コーナン
・梅ジュースの素用砂糖…上白糖 1kg/\218 於:サカエ
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メインの5L仕込み瓶に残っていた「第壱号」の中身を酒、実ともども上記の2L容器に移す。5L瓶は洗って今年の仕込みに備える。
ちなみに、昨年の「第壱号」(梅1kg+氷砂糖1kg+ホワイトリカー1升)の仕込み時の体積は3.6Lほどであった。
今年は同じ瓶で1.5倍ほどの量を仕込むつもりだが、口近くまでなみなみ一杯になったりしないかとちょっと心配だ。最終的にはホワイトリカーの量で調整するしかないか…
GW帰省。梅酒仕込みのベテランである母上にいろいろアドバイスをもらった。
彼女曰く、「梅の実は基本的にシワシワになんないとおかしい。浸透圧で梅のエキスが放出されるから、かさも仕込んだ当初よりは増すはず」…でも、月向農園のHPには「シワシワ度は、梅の熟度によっても違ってきます。表面は青く硬そうでも、中身が熟している梅はシワになりにくいのです。」とも書かれていたし、氷砂糖は溶けてしまうから、結局、最終的なかさはあまり変わらないのでは…とも考えるのだが。
また曰く、「実を長く入れておき過ぎると、逆に実がお酒を吸ってしまうので、やっぱり入れたままにしておくのはどうかと思う。1年くらいで取り出した方が良いんじゃないかな」とも。
まぁ、あわてずいろいろ試してみよう。気長で悠長で、良い趣味だな。
母上謹製の平成7年仕込みの梅酒を分けてもらう。一升のボトルから4合瓶に取り分けたが、実に深くて澄んだ良い琥珀色。味見をすると濃くて重い味わい。これが13年ものだ。
和歌山は南部の「梅の月向農園」に南高梅2kgをHPからオーダー。
2kgで\3000+送料\800+振込手数料\210(翌2日夜、オンラインで支払い)
・うち1.5kg+ホワイトリカー2.7L→標準的作り。
・残り0.5kgと他の酒(ジン、ウォッカまたはウィスキー)で実験的仕込みに挑戦。
※梅ジュースは別途安い梅を1kg買って作ろう。
瓶にラベルを出力して貼り付け。これで出荷(?)準備整う。
ラベルのデザインをこのところずっと考えていたのですが、もうひとつコレと言うのを思いつかない…ので、とりあえずエクセルで作り始めてみて、あーでもないこーでもないしているうちに、それなりにでっちあがりましたとさ。
画像では見えないながら瓶の背面には原材料表示のラベルも貼ってあるんですが、ここでちょっと悩みました。「アルコール分」って一体どのくらいになるんだろう?
ホワイトリカー1800ccを1800gとして、度数40%なので1800×0.4=720で、従って純粋アルコール量は720cc=720g…いや、アルコールの比重を水と同じで計算したらやっぱりいかんよな?とは考えながらも、更に氷砂糖と梅の重量をそれぞれ1000gとして、ホワイトリカー+氷砂糖+梅=1800+1000+1000=3800gそのうちアルコール分が720gなので、3800×0.72=18.9→約20%…という計算。
ごくラフな計算だけど、実感としてはこんなもんかなと思う数値に。安物で良いのでキッチンはかりを買うかな…いっそアルコール度数計も買っちゃうか。「病膏肓に入る」ってヤツだな。
名前は特に思い付かず「第壱号」と決定。来年の仕込み分は「第弐号」で。
・貯蔵用瓶…セラーメイト 密封瓶1L 1個/\1278
梅のカサも見込んで1L容器を購入。中身より入れ物の方が高いかな。でも安いのはみんな「made in china」だったので…
漬け込んで10ヶ月、初めて開封&味見。ん〜、甘い。が、悪くはない。実も1個食べてみた。外見上はシワはよってないけど、口に含むと果肉がやわらかく潰れて美味しかった。
全体としてまだ少し硬い感じ。もう少しまろやかな方が良いかな。まろやかになればなったで、今度は甘みが気になるようになるかも知れないが…
瓶詰め用ラベル用紙購入。
インクジェットプリンタ専用光沢フィルム粘着シール
・「耐水ホワイトラベルSG」 A6/5Sheets/\367 於:ヨドバ
だいたい10ヶ月でこんな感じに。梅の実を境にした上層下層の差が見えなくなって、ようやく「梅酒に梅が浸かってる」感じに。
ちなみに黄色のテープは仕込み直後の水位を示してるんですが、ちょっと減ってますね。
いよいよ濃くなってまいりました。
梅の実がほぼ沈没・着底。上層の色も濃くなってきた。
しばらくほったらかしにしてたけど、実の上の層の領分が大分大きくなって、色も梅酒らしくなってきた感じ。実の下には透明の層が残っていて、近くで見るとまださかんにエキスが滲み出ている様子。今日も瓶ごと揺すってやる。
【画像上】左から:自家製仕込み中(3週間経過)/実家製梅酒(10年以上熟成)/一番右は梅ジュース(2〜3日経過)。梅の実を砂糖だけで仕込む。自然に出て来たエキスを水などで割って頂く。
【画像下】自家製仕込み中(3週間経過)。実が大分沈んで、実の上と下で焼酎の色が違ってきたりもしている。下になっている実にシワがよっているのも見える。
母上に聞いたところ、当時は梅1kgに砂糖500〜700g程度で作ったていたとのこと。自家製分、瓶ごと少し大きく揺すって攪拌を試みる。
ようやくデジカメが直ってきたので、写真撮影がてら瓶を引っ張り出してみた。
氷砂糖は全て底に沈殿して、かなり溶けたみたいだ。浮いている梅の下のほうのものは、早くもシワがより始めていて、近くで見ると実の周りに陽炎のようなもわもわが見える。エキスが滲み出始めているらしい。楽しみ。
午前中、とうとう作業実施。
あいにくの曇り空だったけど、前日のうちによく洗って熱湯消毒して、更に今朝、一応窓際に2時間ほど伏せて日に当てておいた仕込み用瓶に、まず底に氷砂糖敷く→梅を入れる→その上から更に氷砂糖敷く→梅を入れる…の繰り返し。
予定では、氷砂糖は500gで作るつもりだったが、「梅が浮き上がらないように最後、一番上に氷砂糖を敷いて重石にする」という作り方に倣ったところ、500gでは到底足りない…結局、買ってきた1kg袋を空にしてしまった。
最後にホワイトリカー1.8Lを静かに注ぎ込んでやって、とりあえず作業完了。瓶の容量は5Lなので、かなり余裕である。この段階で、なみなみまでになるくらいの方が具合が良いらしいのだが…よく分からないな。
流し台の下の物入れに仕舞いこむ。仕込み・貯蔵は冷暗所にすべきらしいのだが、1DKの集合住宅である我が家では「冷暗所」と言ってもせいぜいこんなもの。夏場だと室温30度近くまで上がることもあるからなぁ…その辺がどんな影響をもたらすのかも今回の観察課題。
*
梅は水をよく切ってから仕込むようにとされているので、昨夜のうちにザルに上げておいて、十分に水を切っておいた。ただ、今日、漬ける前にもう一度、ウィスキーを染み込ませた布巾で1個ずつ拭いてみた。さて、こういった些細ながらマニュアルから外れた作り方が、出来にどのように影響するか…興味深い。
夜になって早速覗いてみたら、もう梅の上と間の氷砂糖は溶けて底に沈殿、梅の実は浮き上がっていた。実の色も、あれだけ青々していたのが早くも黄色っぽく変色していた。
購入したもの(※価格は税込)
・梅…和歌山県産「古城(ごじろ)」1kg/\780也 於:梅田阪急地下食品売場
・氷砂糖…新光氷砂糖ロック 1kg/\522也 於:梅田阪急地下食品売場
・仕込み/貯蔵用瓶…セラーメイト 密封瓶5L×1本/\1780 於:近所のコーナン
・酒…タカラホワイトリカー「果実酒の季節」1.8L/\1418 於:近所のサカエ
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夕食の準備しつつ瓶を一度全部キレイに洗って、よく水を切ってから広げた新聞紙の上に伏せて乾かす。梅の実は良く水洗いしてからザルに空けて水を切ってから、キッチンナイフの切っ先でヘタをとる。全部で50個くらいだろうか?
古城、実はやや小ぶりだけどタネが小さくて肉厚なのだとか。梅酒を飲む時は、漬けていた実を一緒に食べるのが好きなので、あまり大ぶりの品種よりはこれくらいの方が良いかな。
とは言っても特に選んだわけではなくて、買いに行ったらお目当ての「南高梅」、かなり追熟して黄味がかったものしか売場に出てなかったので、梅酒向けの青い実が出ていた「古城」に変更した、というだけのこと。
本当はこの辺のプロセスを画像に残しておきたかったのだけど、折悪しくデジカメが故障(これが世に言う「ソ●ータイマー」なのか?)してしまっていたので文章オンリー。
デジカメが修理から戻ってくる頃には、少しは梅酒らしくなり始めて来てるかな?
そんなわけで梅酒作りを思い立つ。梅阪で早くも売り始めていた梅の実を物色。無料配布されていた梅酒の作り方のチラシやネットなどで標準的な作り方をおさらい。
主に梅干しに焦点が当てられていて梅酒のことはほとんど出てこないのだけれど、水上勉著「土を喰う日々」の「六月の章」は、梅という食材を通して人の懐かしみとか慈しみとかいった心がよく伝わってきて、同書の中でも特に好きで何度も読み返してしまう一章。